H1

「第12回こども作文コンクール」の表彰式を開催しました

承認:エディタ
〔Web広報誌あんしんLife 2026年1月号「Information」内掲載〕

「ありがとう」感謝の心を、未来へつなぐ。
『第12回 こども作文コンクール表彰式』を開催

全受賞作品はこちらから閲覧できます

「第12回こども作文コンクール」受賞作品

コンクール概要

募集テーマ
①身近なはたらく人へ、ありがとう
②あこがれの仕事、かなえたい夢
③みんなに伝えたい わたしの町

応募資格
小学校1年生~6年生
(小学1年~2年生の部、小学3年~4年生の部、小学5年~6年生の部の3部門に分けて審査)

作文受付期間
2025年7月1日~9月12日

応募総数
2万1877点

主催:読売新聞社 共催:一般財団法人あんしん財団 後援:文部科学省

2025年11月1日(土)、JPタワー ホール&カンファレンス(東京都)にて「第12回こども作文コンクール『ありがとう』感謝の心を、未来へつなぐ。」(主催:読売新聞社、共催:あんしん財団、後援:文部科学省)の表彰式と、受賞者を対象に「東京駅タイル」をテーマにしたワークショップを開催しました。

過去最多の応募作品から25作品を選出

子どもたちに作文を通じて「働く人を応援すると共に、しっかりとした職業観や勤労意欲を持った大人になってほしい」という願いの下、本コンクールは毎年小学生を対象に作文を募集しています。第12回となった2025年は3つのテーマを掲げ、全国から過去最多の2万1877点の応募を頂きました。
小学1年~2年生の部、小学3年~4年生の部、小学5年~6年生の部の3部門に分け、厳正な審査の下、大賞・優秀賞・読売新聞社賞・あんしん財団賞・選考委員特別賞・佳作の全25作品を選出。受賞作品には、家族や身近な人との何気ない日常の中で生まれた感謝や発見、喜び、そして未来への夢などが、子どもたちの言葉で丁寧につづられており、読むと情景が目に浮かぶようでした。子どもたちならではの豊かな感性とみずみずしい表現が作品全体に息づき、希望に満ちた未来への思いが力強く描かれていました。

晴れ舞台で喜びと緊張が入り交じる

表彰式には、受賞者をはじめそのご家族約80名と作品の審査を行った選考委員が参加。セレモニーに先立ち当法人理事長の山岡徹朗より、「2万1877作品の中から選ばれた作文を読み、皆さんの見る力、思う力の素晴らしさをひしひしと感じました。今日の体験を通じて感じたこともぜひ文字に残してほしい。そして作文の輪を広げてほしいです」と祝辞が述べられました。
受賞者が一人ずつ壇上に上がると、プレゼンターから表彰状と副賞が手渡されました。照れながらも、その顔には誇らしい笑顔が輝いていました。会場では、わが子の晴れ姿を写真に収めようとするご家族や、家族の受賞に惜しみない拍手を送るごきょうだいの姿などが、あちらこちらで見られました。温かい祝福に満ちた、和やかな光景でした。

上/祝辞を述べるあんしん財団の山岡理事長
左下/大賞受賞者に表彰状を授与する、主催の読売新聞東京本社 本村讓イノベーション本部長
右下/あんしん財団賞の受賞者とプレゼンターの山岡理事長

左/受賞者の晴れ姿を記念に写真に収めるご家族の皆さん
右/全国各地より約80名の方にご列席いただきました

大賞受賞者のコメント

小学1年~2年生の部

佐々木 結愛(ささき めいあ)さん

特別支援学校の先生になるのが夢だと、自らの思いを作文に書いた佐々木結愛さん。「以前から書きたいと思っていたテーマだったので、2日ほどで書き上げました。学校の先生になるために勉強を頑張ります」と誇らしげに語ってくれました。


小学3年~4年生の部

高橋 叶羽(たかはし とわ)さん

普段から本を読むのが好きな高橋叶羽さん。「じいじの、ひとめぼれ」というテーマで作文を書きました。「じいじとの面白いエピソードを書いて賞を頂けたのがうれしかった。来年も応募して、受賞者になりたいです」と意欲をにじませていました。


小学5年~6年生の部

上田 喜一(うえだ きいち)さん

小麦アレルギーの弟がアレルギーを克服したら、自分の大好物であるラーメンを一緒に食べたいとつづった上田喜一さん。「来年もこども作文コンクールに兄弟で応募し、2人で受賞したいです」と、満面の笑みで話してくれました。

選考委員からの受賞コメント

三浦 しをん氏
小説家。2000年『格闘する者に○(まる)』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞などを受賞。その他の小説に『風が強く吹いている』『光』など、エッセイ集に『乙女なげやり』など、多数の著書がある。


皆さんの作文を読ませていただき、素晴らしいものばかりで驚かされました。楽しかったことやつらかったことが書かれていて、思わず笑ってしまったり、胸に迫って泣きそうになったりしました。それは皆さんが心を動かされ、考えたことを、素直に文章に込めたからだと思います。これからも自分の感情を作文や日記などで書き続けてください。

 

表彰式会場での思い出の一枚

左上/伝統工芸の飯田水引で作られた華やかな胸章
右上/ご家族に胸章を着けてもらう受賞者
左下/胸章を手に誇らしげな表情の受賞者
右下/弟とのエピソードで大賞を受賞

式典の前後には、受賞者とそのご家族が記念写真を撮影する様子があちらこちらで見られました。パネルに飾られた自分の作品を読み返したり、他の受賞者の作品を熱心に読んだりする様子も見られました。また、受賞作品パネルの前で、選考委員の三浦氏や椰月氏と記念撮影する姿も。会場全体が終始たくさんの笑顔であふれていました。

左/ポップを手にすてきな笑顔で記念撮影
右/選考委員の三浦氏(左)と椰月氏(右)に挟まれて、「はい、チーズ!」

左/他の受賞者の作文を熱心に読む姿も
右/会場に設営されたフォトスポットで、ポップを手に記念撮影


あんしん財団では、社会貢献活動の一環として、小学生を対象に
ものづくりの技を伝えるワークショップ「“ワザ伝”プロジェクト」を実施しています。

聞いて、見て、体験! 受賞者を対象にワークショップを開催
「東京駅タイルで自分だけのフォトフレームを作ろう!」


東京駅タイルと復原の苦労を
子どもたちにレクチャー

表彰式の後は、隣の会場にて受賞者を対象にワークショップを実施しました。
ワークショップは会場のすぐ外に見える東京駅にちなみ、「東京駅タイル」をテーマに行われ、前半では、東京駅のタイルの製造を行う株式会社復元屋の代表である赤井祐仁さん、小菅夏樹さんを講師に迎え、タイルの原料や作り方、東京駅の外壁のタイルを復原するまでの工夫や苦労などについて教えていただきました。110年前のタイルと同じ色のタイルを作るために6年かけてテストを行ったという話に、子どもたちやそのご家族は驚きつつ聞き入っていました。また、焼く前のタイルや、東京駅で昔から使われているタイルに触るなど、初めての体験に目を輝かせていました。

東京駅タイルを使って
世界に一つだけのフォトフレーム作り

後半では、東京駅で使われているタイルと同じ素材のミニチュア版を使って、自分だけのフォトフレームを作成しました。最初に、小菅さんから子どもたちに「タイルとタイルの間に少し隙間があると、東京駅の外壁のように見えて格好いいよ」とアドバイス。その後、子どもたちはヘラにボンドを付け、真剣な表情でフォトフレームにタイルを並べていきました。子どもたちはタイルの並べ方に悩みつつも、それぞれ個性豊かなすてきなフォトフレームを作っていました。
フォトフレーム作りを終えて、子どもたちを代表して4年生の岩切 結音(いわきり ゆね)さんより「東京駅の昔のタイルに似せて今のタイルを作ることの苦労を知った。フォトフレーム作りは難しかったけれど、完成できてうれしかった」と感想が述べられました。そして最後に講師の赤井さんより「タイルはいろいろなところに使われているので、タイルを探しながら家に帰ってみてください」と締めくくられました。

講師の紹介

株式会社復元屋
左から赤井祐仁さん(代表)、小菅夏樹さん。大正14年創業。1000年の歴史を誇る焼き物の街、愛知県常滑市で「未来への継承」を掲げ、高い技術力と復元力でタイルの製造・販売を行っている。「歴史的建造物に使われている赤レンガやタイルはどうしても老朽化する。そこで、元の質感や経年によって変化した風合いも含めて復元することをモットーとしている。かつては家にもたくさんタイルが使われていたが、最近は減少傾向なので、ぜひ子どもたちにタイルに触れて魅力を感じてほしい」(赤井氏)。

表彰式が行われたJPタワー ホール&カンファレンスから実際の東京駅が見える

左/東京駅タイルの実物に触れてみる体験も
右/思い思いの感性でタイルを貼り付け

左/ワークショップに参加する選考委員の椰月氏と三浦氏
右/出来上がった作品を手にポーズ