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〝ワザ伝〟プロジェクトinふくしまキッズワークショップ2019を開催

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プロから技を学んで、モノづくりの楽しさを体験!!

“ワザ伝”プロジェクトinふくしまキッズワークショップ2019を開催しました

〔広報誌2019年5月号掲載〕


日本が誇る中小企業の“モノづくりのワザ”の素晴らしさ、仕事のおもしろさを子どもたちに伝えるため、あんしん財団ではさまざまな場所で子どもたちに向けたワークショップを開催しています。
今回は、2019年3月10日(日)に福島市で実施しました。

当日は開場前に行列ができる盛況で、約1,800人もの来場者がありました。





2019年3月10日(日)、福島市の教育文化複合施設「福島市子どもの夢を育む施設こむこむ館」にて、体験型ワークショップを開催しました。2018年に引き続き同じ会場での開催で、中には「去年も来ました!」とうれしいコメントをくれる子どももいました。


「竹細工」で長く愛されるモノの価値を知る
 静岡竹工芸協同組合の杉山茂靖氏のワークショップでは、国指定の伝統的工芸品である「駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)」の盛りかごづくりが行われました。江戸時代には将軍家の虫かご、鳥かごをつくり重宝され、角のない“丸ひご”を使うのが特徴です。完成度の高い見本を前に、「本当にできるの……?」と少し不安げな子どもたちと保護者でしたが、杉山氏の丁寧なレクチャーで少しずつ組み上げていきました。
 「つくったかごを10年使うと、色が変わって味わいを増し、本当の意味で完成します。かごと今日の思い出を大事にしてください」(杉山氏)。


丸ひごを使ってかごを組み上げました。竹を割って丸ひご自体をつくる体験(上段の写真)も。


静岡竹工芸協同組合
杉山 茂靖氏





「精密コマ」づくり体験で“考える”ことを身に付ける
 2017年に「全日本製造業コマ大戦」を制した精密コマを例に、製造業、金属加工について語ってくれたのは東北・仙南マシンクラブ※の皆さん。金属の価値や加工法など、子どもたちは初めて知ることばかり。自分でつくったコマを手に、一番を目指してコマ回しのテクニックを磨きました。また、胴体にネジ穴が空いたコマがプレゼントされ、「自分で考えることが大切。このコマのネジ穴にどのネジを入れたら強くなるかなど、考えることを大事にしてください」(千葉厚治氏)との言葉も贈られました。 





自分でつくった精密コマを使って、コマ回しのトーナメント戦を戦いました。長回しのタイムトライアルも行われ、5分を超える大記録も出ました!
※株式会社岩沼精工、株式会社テクノニッセイ、イケダ工機株式会社、株式会社ヒキチ。


木材の芸術作品に触れる「鹿沼組子」のコースター

 栃木県鹿沼市の㈲豊田木工所の職人の皆さんが教えてくれたのは、木材を使って美しい模様をつくる「組子」。この日は麻の葉模様やゴマ模様、七宝模様の3つの模様を組み合わせてつくるコースターに挑戦です。釘を使わずにつくりあげる技術だと知ると、子どもたちからは驚きの声が。「木を使った職人技などは、海外の企業や大企業には難しいもの。私たち職人が受け継いできたものを体験して、モノづくりの大切さを感じてもらいたいですね」(豊田皓平氏)。

 
 
 
 
 
 
 
 

木を組み上げるだけでなく、濡らしたり、曲げたり、ふだんの工作とは違う、日本伝統の芸術の一端に触れ、「初めてつくったけど、またやりたい」という子どもも多数。


LEDの「シードーム」でいわき市の海を思い出して


 福島県いわき市から参加の、福島工業高等専門学校モノづくり教育研究支援センターの皆さんと、協力してくれた学生さんたち。いわきの海で採れた貝殻とLEDが光センサーできらめくシードームづくりを、やさしく教えてくれました。
 「子どもの頃からモノづくりに興味を持ってもらいたいんです。学生さんは普段は学ぶ立場ですが、今回はその学んだことを子どもに伝える楽しさ、“技術の継承”を体験できたと思います」(安藤守氏)。