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セミナー開催報告

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お知らせ(セミナー開催報告)

労働安全衛生講演会「中小企業の働き方改革の現状と取り組み方」を開催

2018.01.25 セミナー開催報告

講師:
第1部
古山善一氏
元中央労働基準監督署長・東京産業保健総合支援センター労働衛生関係法令相談員。

第2部
晴香葉子氏
作家、心理学者、心理コンサルタント。メディアでの心理解説実績や著書も多数。

中小企業の働き方改革の現状と取り組み方 ~過重労働解消、人手不足解消~

中小企業の働き方改革の現状と取り組み方

近年、過重労働や人手不足解消の大きなカギとして注目を集めている「快適職場づくり」。中央労働基準監督署で署長を務めていた古山善一氏は、労働時間の短縮や賃金アップの必要性を説くとともに、「金銭による報酬よりも、職場の人間関係やコミュニケーションのほうが人材の定着において重要な要素になっている」と分析します。

さらに、「魅力ある職場をつくることは、従業員の働く意欲と生産性を向上させ、ひいては企業の経営力や効率の向上にもつながります」と、快適職場が中小企業の成長に与える影響についても言及。近年は特に、メンタルヘルスの問題を起こさないような体制づくりが求められているといいます。その第一歩として管理職が意識すべきことが「挨拶」「声かけ」「聴く」「つなぐ」の4つです。 「まず、率先してほしいのが『挨拶』。挨拶が飛び交う職場では、メンタルヘルスによる不調は起こりにくいといわれています。次に、日常的な『声かけ』によって、従業員の状況に常に関心を持っていることを示しましょう。もし従業員が相談してきたら、とにかく真摯に『聴く』こと。相談内容が自分だけで解決できない場合は、産業保健スタッフなどに早めに相談してください。不調者を放置せず、また深入りして共倒れにならないように『つなぐ』ことも大切なのです」 従業員のメンタルヘルスを把握することは、企業のリスクマネジメント上、必要不可欠なもの。一人ひとりの働きがいや満足度が高まれば、自然と職場は活性化し、他社にはない実力が備わって、企業の成長における大きなパワーになることが期待できるでしょう。

第2部 強くてハッピーなチームをつくる、伝え方・受け取り方

第2部 強くてハッピーなチームをつくる、伝え方・受け取り方

「近年、就労スタイルの多様化で人材の入れ替わりが激しくなり、悩みを抱えていても相談できず、メンタルヘルスに支障をきたす従業員が増えています」 そう警鐘を鳴らすのは、心理コンサルタントの晴香葉子氏。中には長期的に職場を離れるケースもあり、従業員はもちろん、企業側の負担も増えています。特に管理職は、従業員が気軽に相談できるような信頼関係を築くよう、日頃から意識しなければなりません。 「信頼関係を築く第一歩は笑顔。賃金や待遇と同様に、人材も職場環境の一部なので、笑顔でいるだけで自然と心地よい職場に感じられるでしょう」と晴香氏。また、チームの絆を高めるコミュニケーション方法の一つとして、“1分の雑談”が効果的と語ります。 「出勤や移動時などで顔を合わせたら、ひと言でもよいので雑談をしてみてください。短い時間でも、こまめに何度も会話を交わすことで関係性が強まり、チームの生産能力も向上しますよ」 さらに、従業員自身もストレスの対処法を知ることが大切だと指摘します。 「全てのストレスが“悪”というわけではありません。むしろ、ほどよいストレスは、仕事の原動力やストレス免疫の向上、仲間との絆の強化につながります。重要なことは、ストレスと上手に付き合っていくことなのです」 仕事上のトラブルや人間関係などにストレスを感じた時は、まずは“ありのまま”を受け入れること。「このストレスは自分の糧になっている」と肯定するだけで意欲が高まり、驚くような実力を発揮できるといいます。
「気持ちよく働ける職場づくりのために、ぜひストレスの正しい知識や受け止め方を社内に周知してみてください」強くてハッピーなチームをつくる、伝え方・受け取り方


あんしん財団レポート


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